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〜 演奏ファイルの作成 〜

こちらのサイトで公開している演奏ファイルの作成手順をまとめてみました。(2004.01.03)

1.予備知識、ファイルの種類
一応、ファイル形式について。いろいろな形式のファイルが存在しますが、現在、一般的に広く扱われているファイルは以下の4つでしょう。

・mid(MIDI)
「ミディ」。Windowsが登場するずっと昔から使われている。音の高さ、強弱、長さが数字で管理されていてサイズが小さい。音色情報を持っていないので、再生する側の音源によって、どんな音で再生されるのかわからない。音色を自由に変えられる。携帯電話の着メロに利用するという遊び方もある。

・wav
PCでサウンド情報を扱う標準の形式。圧縮されていないので、音は一番いい。でも、ファイルサイズが巨大(1分で6Mバイト程度)。昔のステレオ用のCDRに焼く時は、この形式。

・mp3
「エムピースリー」。生の音を圧縮する形式では、現在、最も普及。WindowsでもMacでも再生可能。wmaに比べてサイズが大きい。いろんなソフトで再生、作成が可能。

・wma(Windows Media Audio)
mp3よりも、更に圧縮率が高い。Windows環境では、Windowsに標準でついているWindow Media Playerで再生できるけど、Macでは、どうだろう?作成できるソフトが気持ち、少ないような?

現在、プロバイダーに置けるファイルサイズにも気を遣う必要もあり、それなりの音でファイルサイズが小さいものという観点では、wma形式になると思います。もちろんMIDIには、MIDIならではの楽しみ方もあるので、これも捨て難い。

以下、接続機材、ケーブルを準備して音源とPCを繋ぐ→PCの設定→ソフトで録音 の手順です。


2.接続機材、ケーブルを準備して音源とPCを繋ぐ
<MIDIの場合>
デジピのMIDI端子またはシリアル端子(COMPUTER端子,TO HOST端子)から出力される信号をPCにとりこむ機材とケーブルが必要。
問題はPC側のいろいろある接続端子(USB or シリアル or JOYSTICK)のどれにつなぐかですが、便利&将来性という観点ではUSBが安心。機材はローランド社等、各社から発売されていて実売\4,000円程度。

<MIDI以外の場合>
音源としてデジピの生演奏を使う場合、アコピの生録音をMDやステレオから取り込む場合、どちらも、それぞれのLINE OUT端子から信号が出力されているので、その信号をパソコンに取り込む機材とケーブルが必要。

PC側で利用できる端子はUSB or LINE IN端子 のどちらかですが、こちらもお勧めはUSB端子。(PCは、アナログの音質情報を劣化させるノイズを大量に出しているので、PCの外でデジタル信号に変換できるUSBが安心)。
こちらもローランド、オンキョー各社から機材がいろいろ発売されていますが、\8,000〜で価格もいろいろ。(デジタルの光に対応している、DVDの5.1出力に対応している、いない 等でいろいろ。シンプルに演奏を取り込むのなら、一番安いので十分だと思う。一般的には、「USBオーディオデバイス」「サウンドプロセッサー」の名前で通用しています。)

<MIDIも、MIDI以外も一緒にやる>
両方をいっぺんにやる機材もあります。ローランド社UA-20 \18,000〜  CreativeMedia社Sound Blaster Extigy LE(←筆者はこれを利用。)\10,000

※落し穴
・ケーブルの長さ
USBケーブルよりMIDIケーブルの方が割高。

・MIDIケーブルの種類
標準のと小さいタイプの2種類ある。

・LINE OUT,LINE INの端子の形
サイズがいろいろ。変換するプラグやらで出費が嵩むかも・・・。

・ケーブル類の追加出費
どのケーブルも\1,000前後かかる。機材についてるのが使えれば問題ないけど、USBの延長ケーブルやら、LINEの変換プラグやらで\2,000〜3,000見ておいた方がよさそう。)

・パソコンのスペック
CPUが500MHzより下だと、危ないかも?

・ステレオとデジピのUSB端子が使えるかも?
最近のデジピやステレオだと、標準でUSB端子がついているものも幾つか出ています。この場合はデジピ、ステレオのUSB端子とPCのUSB端子を単純にケーブル一本で繋げば、各種機材は不要だと思う。(←これは推測です)

・USBオーディオデバイスの電源のとりまわし
USB機器には、外部から電源をとるもの、とらないもの、いろいろです。


3.PC(OS)の設定
<MIDIも、MIDI以外も共通>
ここからはパソコンがWindowsなのか、Macなのか、OSの種類によって設定方法がかわるので、設定方法は準備した機材のマニュアルに従うことになります。MIDIも、MIDI以外でも、通常、次のステップで設定が必要です。(WindowsXPや、新しいPCだと全部自動で、何も設定しなくても使えるかもしれません。)

・ドライバのインストール(USBなら、ほとんど自動)
・コントロールパネルの設定
 Windows2000だと「コントロールパネル」→「サウンドとマルチメディア」→「オーディオ」タブの「録音」で、つないだUSB機器のを選ぶ。
 (<MIDIの場合>録音ソフト側で設定できるので、コントロールパネルでの設定は不要のようです。(Windows2000))


4.録音ソフトの準備
ここも、使うソフトごとのヘルプに従うことになります。
<MIDIの場合>
MIDIシーケンスソフトが必要です。(Music Studio Standard シェアウェア(無料で試せるけど))

<MIDI以外の場合>
・機材に添付されているもの、フリーのもの、シェアウェアのもの、いろいろです。いくつかある中で触ったことがあるものの使用感ですが、

・Carry On Music(Version2.1)
オンキョーの機材に添付されている。MP3形式とWAV形式で保存可能。録音した中から、公開するテイクを切り出す操作がわかりやすい。起動は重いけど、立ち上がったら、操作性は◎。オンキョー製品を買わないと手に入らないのが難点。

・WaveFX(最近バージョンアップして、新しくなったみたい。soundFOLiO)
MusicMatchJukeBoxについている。ダウンロード版でも6,000円くらいの出費が難。wav,mp3,wmaでの保存も可。音量の調整も可。やりたいことはなんでもできそう。操作性も悪くないです。
WaveFX
(↑聞きながら、必要なところを切り出せるのが便利。自分の演奏のダイナミクスも視覚的にわかりますね・・・。)

・その他、シェアウェア、フリーで決定版というのは、どうなんでしょうか?ベクターにいろいろありますが・・・。

※ワンポイント
・愛用ソフト
筆者が愛用しているのは、オンキョーの機材に添付されていたソフトのCarry On Music。でも、これを書いていてWaveFXもなかなか使えるのに気付きました。こちらに乗り換えそう・・・。

・ずっと録音&切り出しが便利
些細なことかもしれないが、デジピの録音をする時に、PCの録音ボタンを押して「さぁ!」とやると、なかなかうまくいかないかったりする。なので、お勧めは、MP3やWMAでリアルタイム録音できるタイプのソフト。これだと、ファイルサイズを気にしなくて、ピアノを弾く時間、ずっと録音しっぱなしでもファイルサイズは数百メガ。ずっと録音でとっておいて、うまくいったテイクをあとから切り出して、という使い方が便利。

・録音時の音質(ビットレート)の設定
筆者の場合、自分のPCには、MP3でステレオ128kbpsでファイルは残しています。


5.ファイルの加工、ファイル形式の変換
上記、録音ソフトで、公開用のwma形式のファイルが作成されれば、この部分は不要です。

・音量の調整
Sound EngineというフリーウェアについてくるLumpyなどで、できます。
 
・wma形式への変換
ホームページ公開用のファイル形式(wma)に変換します。WindowsMediaエンコーダ(フリー)でできます。

※ワンポイント
ファイルサイズによるけれどwmaでは64kbps(準CD音質)で十分だと思います。大体2分で1Mバイトくらいのようです。


他、moreechさんのhttp://www.moreech.com/rokuon.htmや、もるとさんのhttp://www1.vis.ne.jp/~machikado/sound.htmも参考になります。

<他参照サイト>
http://www.yamaha.co.jp/xg/reading/tunagete/index.html
http://drayan.web.infoseek.co.jp/takuqa/method/midi.htm



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